想いを紡ぐ

神葬祭

~日の本に生まれ出にし益人は神より出でて神に入るなり~

古来より、日本人は祖先の神から出たものは祖先の神の元へ帰っていくのだという死生観をもっております。
それを明確に表現したものが「日(ひ)の本(もと)に生(う)まれでにし益人(ますひと)は神(かみ)より出(いで)て神(かみ)に入(い)るなり」という歌です。
神葬祭は、祖先の「御霊(みたま)」が「生(う)みの子(こ)の八十(やそ)続(つづ)き」となり、祖先~自分~子孫へと生き継がれていくという思いが基礎となって執り行われます。
人生最後の重儀で、人の終わりを悲しみ、その遺徳を偲び、その御霊の安鎮を祈り、誠敬(まこと)を以てお仕えいたします。

ドイツの詩人ゲーテの言葉に、「蚕は糸を紡ぐにつれ、だんだん死に近づいてゆくが、それでも糸を紡がずにはいられないのだ。」とあります。
この世に生を受けたからには死というものを避けることはできませんが、「紡ぐ」ことを命の糧として生涯を送る姿はとても尊いものです。
先人から続く想いを、今を生きる私たちが一本の糸となって、これからを生きる子や孫に紡いでいきましょう。

神葬祭のご相談は神社へお越しいただくか、下記へお電話ください。
TEL 0274-22-0414(諏訪神社社務所 )

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